日本話しことば協会 公式ブログ
- hanashikotoba
- 7月8日
- 読了時間: 2分
更新日:7月11日
ひとりひとりの声に寄り添うために―ことばを育む場所
▼ 目次一覧

ご挨拶
はじめまして。
日本話しことば協会の山野秀子です。
このブログでは、日々の活動や講座の様子、そしてことばにまつわる小さな気づきや思いを綴ってまいります。
日常の中で、ことばを通して互いの気持ちや考えを伝え合うことは、一見当たり前のようでいて、実はとても繊細な営みです。同じ言葉でも、相手によって受け取り方が異なることがあります。
そんなご経験、皆さまも一度はあるのではないでしょうか。
それは、育ってきた環境や価値観、背景が一人ひとり異なるから。だからこそ、私たちは「どんなふうに話すと、より自然に、思いが伝わるのか」を大切に考えています。
自分らしいことばを育みながら、伝え方をともに学び合う―そんな場をお届けできればと、心から願っております。
📖 協会の歩み
日本話しことば協会の活動は、1998年に始まった第1回「話しことば検定」をひとつの
きっかけとして、少しずつ広まっていきました。2001年には内閣府よりNPO法人として
正式に認可され、翌2002年からは「NPO法人 日本話しことば協会」として本格的な活動をスタート。
大学や専門学校、企業でも検定試験や講座が注目を集め、各地で講座の開催や講師派遣などのご依頼が増えていきました。
当時の会報には、互いに学び合うひとときを楽しむ皆さんの笑顔が写真に残されており、
活動の充実した様子が今も伝わってきます。
その後、時代とともに変化することばに柔軟に対応するため、NPOとしての役割を終え、2021年からは新たな体制のもと、一般社団法人として新しい歩みを進めています。
⏳そして、これからー私たちが目指すもの
時代とともに、人のコミュニケーションの形は大きく変わってきました。
携帯電話からスマートフォンへ、LINEやSNSといった新たな手段が増える中でも、
「話しことばを介して思いを伝えること」の大切さは、変わらず私たちの根底にあります。
これからの時代にも、やさしく伝わる話しことば、そして、誰かの一歩をそっと支えるよう
な話し方、私たちは、「話しことば」の持つ力とその可能性を信じて、これからも歩み
続けます。
次回のブログでは、日本話しことば協会が大切にしている理念や、今、どんな活動を通して「話しことばの力」を伝えているのか―
私たちの想いの“根っこ”を、少しずつ綴っていきます。

