私たちが大切にしている“理念”と“願い”
- hanashikotoba
- 7月31日
- 読了時間: 2分

前回のブログでは、日本話しことば協会の歩みや、ことばに込めた想いについて
綴りました。今回は、私たちが活動の根幹に据えている理念を、ご紹介したいと思います。
その理念とは、
「ひとりひとりの個性を大切にした話しことばによるコミュニケーションの探求」。
変化の続く時代の中で、世代や立場を超えて、心情や情報を的確に伝え合う―
そんな、話しことばの可能性を信じて、私たちは日々、学びと実践を重ねています。
🌿 理念紹介
私たち日本話しことば協会は、活動の根幹として、あるひとつの理念を大切にして
おります。それは、「ひとりひとりの個性を尊重し、その人らしい話しことばによる
コミュニケーションを育むこと」です。
どんな時代であっても、ことばを交わすことで、気持ちや考えを伝え合えることには、
大きな意味があります。スマートフォンやSNSなど、話し方が多様化する中でも、私たちは世代や立場を越えて、心に届く“話しことば”のあり方を探求し続けています。
知識だけではなく、実践を通して育まれる伝え方。その一歩一歩が、誰かの思いや願いに
そっと寄り添うことにつながると、私たちは信じています。
🌱 理念が息づく活動
この理念は、日々の活動の中に、自然なかたちで息づいています。
たとえば講座では、受講生の方々がご自身の話し方とじっくり向き合い、
「自分らしいことばって何だろう」と考える時間が生まれます。
検定試験は、単にスキルを測るだけではなく、話すことへの意識や姿勢を
確認する場として、実施しています。
そのため、試験のための勉強ではなく、自分のための勉強として取り組んでいただきたい
―そんな願いを込めています。
テキストなどで学んだことを踏まえながら、それを自分自身の表現として深め、
“生きたコミュニケーション”として社会で活かせる力を身につけていただきたいと
願っております。
理屈で覚えるより、実際に経験していく中で、自然に身についていくことのほうが、
大切だと考えております。
次回のブログでは、講座や検定試験の場面にもう少し深く踏み込みながら、
協会の“実践”のあり方についてご紹介できればと思います。

